ごみのトリセツ

ごみがお金に変わるのは本当かどうかを探る

引っ越しや片付け、買い替えなどで出てしまった不用品の処分に困っていませんか。自治体に頼んで粗大ごみとして回収してもらったり、不用品回収業者に処分を頼むとお金がかかってしまいます。特にエアコンと冷蔵庫、テレビ、洗濯機などは家電リサイクル法に基づいた処分が必要です。法律で定められたリサイクル料金を支払わなくてはいけませんし、引き取りを依頼すれば収集・運搬料金が加算されます。ピアノを処分する費用はさらに高額です。ほとんどの自治体では粗大ごみとして回収してくれず、搬出に2人以上の人手が必要だからです。アップライトピアノを例に挙げると、搬出と運送で3万円程度かかります。もしそのままでは運び出せない場合には、解体して組み立て直す作業が必要になりますので、さらに3万円程度加算されます。

粗大ごみ

それ以外に、カーペットやマットレス、タンス、衣装ケース、ソファーなど、部屋の模様替えや引っ越しで出がちな不用品も粗大ごみとして処分するなら費用がかかります。ベビーカーやこたつなど一時期しか使わないものや、健康機器や楽器など飽きてしまって使わなくなったものでも、捨てるのにはお金がかかるのです。ところが、買取サービスを利用すれば、お金を払うのではなくお金をもらって処分ができます。ピアノを処分したいのならピアノ専門の買取業者に頼むなど、処分したいものを専門に扱う業者を選ぶのがポイントです。ブランド品のバッグや洋服、時計などはお金になりやすいアイテムですが、意外なものが高く売れることもあります。使用済みのブランド化粧品や開封済みのブランド酒など、つい捨ててしまいがちなものでも買い取ってくれる専門業者もあります。

専門の買取業者

その他にも、ベビーカーやベビーサークルのように使用期間が限られたものや子どものおもちゃ、ぬいぐるみ、楽器、ゴルフクラブ、釣り道具などの趣味のものは常に人気がありますから、買い取ってもらえる可能性が高いです。漫画や本、CDやゲームソフトなども売れやすいアイテムです。また、食器やキッチングッズ、家具なども値段がつくかもしれません。不用品はお金に変えられると知っていれば、いらないからと簡単に捨ててしまうこともなくなるでしょう。処分費用の節約にもなり、一石二鳥です。