ごみのトリセツ

不透明なごみ袋を使える地域はどこなのか

毎日生活していれば必ず出てしまうのがごみです。ごみは決められた曜日に出すというのが基本ですが、ごみの出し方というのは全国共通ではありません。燃えるごみと燃えないごみ、資源回収などの分別方法は地域によって若干の違いがあるため、長年住んでいる場合ならまだしも引っ越しをした際などは各自治体のごみの出し方などをよく確認する必要があります。最近では「衣類」や「ペットボトル」などといったように出したいごみの種類をチャットに入力すると、そのごみがどの分別になるのかを自動で返信してくれるサービスを提供している自治体もあるので非常に便利です。

不透明なごみ袋

ごみの分別に関しては多くの方が意識しているポイントですが、実際にごみを出す際はそのまま捨てるのではなくごみ袋に入れて出します。このごみ袋については一昔前と今では変わってきています。1980年代ごろまでは、ごみ袋は黒いものが主流で不透明なので中が見えなくなっていました。しかし、現在の日本で使われているごみ袋は全国的に白半透明と半透明が主流となっています。このような形になった理由としては、ごみがきちんと分別されているかどうかを外から確認できるということや、ゴミ回収業者の方のリスクを軽減させるという事が挙げられます。

現在の日本において、完全に不透明なごみ袋が使用可能な地域というのはありません。そのため、衛生用品や女性のサニタリー品を捨てる際には紙袋や別の袋などに入れて外から見えにくくして捨てるというケースがほとんどです。しかし、地域によっては不透明とまではいかないものの、中身が見えにくい半透明のごみ袋を指定ごみ袋としているところもあります。代表的な地域として挙げられるのが、富山県の富山地区です。富山県富山地区では、黒半透明のごみ袋が指定ごみ袋となっています。また、兵庫県神戸市のように青いごみ袋が指定のごみ袋になっていたり、愛知県豊橋市などのように黄色いごみ袋が指定ごみ袋になっている地域もありますし、それ以外にもごみの種類によって指定の色が変わるという地域もあるのです。